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習志野市海浜霊園合葬式墓地 charnel house of kaihin cemetery

用途

竣工

所在地

※平賀竜之助建築研究所との協働

外観核家族化、少子化等の社会構造の変化に伴い、多様化するニーズや用地の不足、無縁となってしまう墓の存在等の諸問題への対応策として、近年「合葬式墓地」という埋葬の形式が増えつつあります。
この合葬式墓地はそれらの諸問題を解決するべく、習志野市により東京湾に面する海浜霊園の一画に新たに設けられたものです。
求められた機能は3つ。
1400体分の納骨壇を収容できる納骨室、納骨後20年を経た遺骨を移す地下合葬室、そして参拝広場。
不特定多数の遺骨を納める公共施設であるので、宗教色や故人を讃えるようなモニュメンタル性を排除し、ただ純粋な祈りの場となるよう配慮しました。
建築的であるものの、あくまでも墓であるため、床、屋根、庇をコンクリートの板として抽象的に扱い、折り曲げ、ひらりと浮かせることで、軽やかな水平性が強調され、静謐な場を形成しています。

公営合葬式墓地(納骨堂)

2007年

千葉県習志野市

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