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失敗しない!土地探しのコツとポイント-4

December 12, 2017

 ・やみくもに土地を探すとどうなる?その2
前回は建築条件付の土地について解説しましたが、その条件がついていない通常の土地購入時にも注意が必要です。
日当たりや地盤の良し悪し?もちろんそれも重要ですが、それよりももっと根本的なこと。予算の設定についてです。

・理想の家にはいくらかかる?
土地を購入してそこに家を建てる場合は、当然ながら先に土地を決定する必要があります。
予算の総額は、収入から想定される適正値をWeb上で確認できるサービスがありますので容易に想定が可能ですが、難しいのは土地にいくら掛けて、家にいくら掛けるかというバランス。
土地はズバリそれ自体の売り出し価格が表示されていますが、家はどんな家にしたいかで大きく金額が変わります。

 

・テレビや雑誌の情報があてにならない理由
専門家に相談せずに自分で調べられる範囲で参考にするものとしては、住宅系雑誌、テレビ番組、広告などなど。でも、そこに書いてある金額は本当に掛かったお金が正しく書いてあるのでしょうか?実はそんなことはないのです。私自身の設計事例が雑誌に掲載されるときは、施主様の了解を得られれば実際に掛かった金額を記載していますので、他の事例もそうなんだと理解していたのですが。
以前にある建築家の設計事例がテレビで放映されたとき、クオリティーの高さに比べて非常に安価な金額が表示されましたので、本人に会った際に「どうやってコストを抑えたんですか?」と後学のために伺ったところ、その答えは「いや実際にはもっと掛かってますよ。施主様が親戚も見るから『あいつそんなに稼いでるのか』と思われるのはいやだと言うので」という意外なもの。
雑誌でも同様です。中には「良い家を安く設計できる建築家」として広告的な役割を期待して安めに金額を書く人もいるとの声も聞きました。
なるほど。いささかショックを受けましたが、雑誌で目にする金額が安い理由がわかって妙に納得しました。
では広告はどうでしょう?

・床面積30坪で坪単価50万円の家はいくら?
新聞などでしばしば「坪○○万円の家」とうたわれている広告を見かけます。床面積30坪で坪単価50万円なら単純に掛け算をすれば1500万円。でも、広告に小さく「諸経費別途」とか「屋外設備工事費別途」などと記載されてる場合は、それらの金額が加算されますし、照明器具やエアコンも入っていないことが多々あります。
あるいは敷地が防火地域内であれば割り増しということも。もちろん防火規制に対応するために仕様と工事費が上がることは通常のことなのですが、大々的に坪単価○○万円とうたわれていると、それを基準に家に掛かる金額を設定し、残りを土地に充てようと考えてしまいがちです。しかも理想の家の仕様のままに。
そもそも「坪単価」というものの算出方法に法的な決まりは無いので、対象とする坪数を操作することで見掛け上の金額を下げられるため、ほんの目安にしかならないのです。

・プロに相談してみる?
やはりそこはその道のプロに相談してみるのが一番です。
それは不動産屋さん?いえ違います。不動産屋さんは土地や建物の「取引」のプロですが、
実際に建築の設計をされている訳ではありません。もし、あなたの理想が建売住宅でしたら、
そのような企画をされている不動産屋さんであれば適任ではありますが、実際に建売住宅や中古住宅の内見をしてみて「こんな家しかないのか。。。」と、落胆されているようでしたら
ぜひ私たちにご相談ください。
次回は「やみくもに土地を探すとどうなる?その3」として、
建物のイメージがつかめないまま土地探しを始めるとどうなるかについて書きます。

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