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失敗しない!土地探しのコツとポイント-8

更新日:2022年8月25日


地震に強い土地の選び方-2

地震に強い土地の選び方-2(画像出典:地盤安心マップ) ・具体的な地盤調査結果を探す 民間の地盤調査会社の中には、WEBにて過去に行った地盤調査の結果の一部を公開しているところがありますので、今回はそれらのサイトをご紹介しましょう。 □地盤ネット「地盤安心マップ」

http://jam.jibanmap.jp/map/main.php 地図上に過去の調査によって「地盤改良工事不要」あるいは「地盤改良工事必要」と判断された箇所がプロットされています。同時に地形や土砂災害の危険性がある箇所を重ねて表示する機能も備えてますので非常に参考になります。 住所を入力すると無料の「地盤カルテを申し込む」ボタンが出てきますので、情報を入力すると簡易なレポートが得られます。 □ジャパンホームシールド「地盤サポートマップ」 https://supportmap.jp/ 地盤ネットと同様に、情報を入力すると簡易なレポートが得られるほか、無料のアプリもありますので実際に候補地を歩きながら確認することも可能です。 □ビイック「全国地盤サーチGAIA」 http://www.vic-ltd.co.jp/map/ 良好な地盤、表層部分が軟弱な地盤、深い部分まで軟弱な地盤の別に調査地点の目印が色分けされています。詳細はまでは読み取れませんが、東京23区を広域に見てみると、大きな川に挟まれた23区東部に対して、杉並区や練馬区などの西側が良好な地盤の割合が高いことが一目でわかります。 □ジオテック「ジオダス」 良好地盤、軟弱地盤、地盤補強工事実施箇所のほか、腐植土が確認された地点がプロットされています。腐植土とは植物が腐ってできた土。いかにも軟弱そうですね。それだけでなく地盤改良に使用される固化材の反応を阻害する場合があるため要注意です。 http://www.jiban.co.jp/geodas/guest/index.asp □アサヒ地水探査「住環境情報マップ」 https://bs2.gspace.jp/jukankyo/main.php 調べたい地点をクリックすると、「標高」「浸水の可能性」「揺れやすさ」「液状化の可能性」「住宅地盤簡易診断結果」が表示されます。土砂災害警戒区域などの情報も同じマップで確認でき、また住宅地盤簡易診断レポートもメールアドレス等の入力も求められず、無料ですぐ表示されるのでお勧めです。 ・もっと具体的な地盤の構成を知る方法は? 例えば「日本シームレス地質図」で東京全体を見てみると、隅田川~荒川~江戸川流域を含む東側は新しい時代の地層が多く、武蔵野市や立川市などの西側は2万年以上前に形成された安定した地盤であることがわかります。その上で「地盤サポートマップ」を見てみましょう。弱い地盤が目立つ東側に対して、西側ではやや強い地盤の割合が増えています。

かつてはこのような資料は、図書館や役所で閲覧する以外に目にすることが出来ませんでしたので、土地の性質の概略を把握するのはとても容易にできるようになりました。 でも、強固な地盤のエリアにも小さな川が流れていたり、傾斜地になっていたりと個性がありますので、もう少しピンポイントで地盤の良し悪しを類推したいところです。 次回「地震に強い土地の選び方-3」に続きます。

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